目指すべきところは?
世の中では、英国がEUを離脱したり、SHARPが台湾企業の子会社になったりと、激動が続いています。アベノミクスの元、景気が緩やかに回復しているとはいえ、色々な物事の枠組みが変わっています。
ニュースの上での話、と遠い別の世界での話と思われるかもしれませんが、いつ自分の身に降りかかっても全く不思議ではありません。労使間での「終身雇用」という紳士協定はすでに破綻しています。
そんな中で、目指すべきことは何でしょうか?
現在自分がいる環境、職場が「無くなってしまう」という状況を順を追って考えてみましょう。
収入が絶たれる
一時的であれ、仕事ができなくなると収入がなくなります。毎月支払わなくてはいけないものが、多かれ少なかれ、ありますよね?どうしましょう?
仕事を探さなくてはいけない
今までいた職場と違うところで何らかの仕事を探さなくてはいけません。会社は「支援します」というようなことを言うかもしれませんが、最終的には次の職場と自分自身の問題で、次を探してくれる保証は全くありません。
違う環境に入らなくてはいけない
上手く、次の仕事を見つけたとして、次に起こるのは「全く違う環境」に入っていくことです。例えば、同じ業種の似たような部署に入れたとしても、そこにあるのは当たり前ですが「全く別の会社」です。、そこにいる人間が違うので、人間関係の再構築が必要になります。
微妙な差に四苦八苦しなくてはいけない
何とか仕事を始めて次に苦労するのが、「部妙な違い」です。同じ業界で同じ仕事だとしても、「使っている言葉」が違ったり「業務に使う道具」が違ったり、「業務の進め方」が異なったり、「文化が異なります。」
これは特別な事でもなんでもなく、誰にでも起こりうることです。 このような時に「自分で能動的に動けるかどうか?」でその後が大きく変わってきます、
仕方なく、このような状況になってしまった場合、自分の意思に関係なくそのような状況に陥っているので、まず、自分の思ったように事は進みません。何より、常に「人のせいでこんなことになってしまった」という恨みの感情だけが残ります。
自分の意思で、ある程度コントロールできると、職場がなくなってしまうこと自体はコントロールできませんが、自分の意思で前もって離れるのか、最後まで残ってもらえるものをもらってから他に移るのか?自分の意思で決めることができれば、職を失う期間も最短で済むでしょうし、次に移る期間を「環境を変えるための準備でゆっくりしよう」なんてこともできたりします。たとえ移った先が同じだったとしても、何より自分で決めたのですから、納得がいきます。精神状態も良いでしょうから、違う環境に移っても、余裕をもって対応することができます。
この両者の違いは、下の言葉がもっとも上手く説明しているでしょう。
進化論
最も強い者が生き残るのではなく、 最も賢い者が生き延びるでもない。 唯一生き残るのは、変化できる者である