「意識中くらい」の仕事術

トップを目指しているわけではないが、人よりちょっと仕事ができるようになりたい人へ

はじめに

こんな文章を書こうと思ったわけ

今まで、色々な仕事を通して、色々な経験をしてきました。

とは言ってもいわゆる「成功者」ではありません、むしろ失敗やうまくいかないことの方が多かったように思います。

その度に、色々な人に助けてもらったり、教えてもらったりしてきました。 気がつけば社会人になって、20数年、これからは私が微力ながら色々な人を助けたり、知っていることを教える番です。 そんな恩返しの気持ちを込めて、今まで学んできたことをまとめてみます。

ただ、世の中のビジネス書籍にあるような、「意識高い系」ではなく、
「ちょっとだけ上手く仕事が進められるように」
に注力します。

あんまり気合いを入れても疲れてしまいますから。

実はあまり希望が持てない現代のサラリーマン

最初から暗い内容ですが、、、

私が就職した頃、正確にはその少し前の1980年代後半くらいまでは、日本のサラリーマンは希望に溢れていました。就職は完全な売り手市場で、毎年給料もガンガン上がっていく。そんな時代でした。 もう少し遡って、高度成長期からバブルの時代まで、浮き沈みはあれど将来までの長きにわたって成長は続くものだと誰もが信じていました。

企業に勤めている人は、あたり前のように終身雇用が保障されると信じていて、ある程度の年齢になれば、それなりのポジションにつけるのが当然だと思っていました。

しかし、長いデフレの間に、各企業そうも言っていられない状況になり、その頃は「絶対に安全な会社」でもリストラがあたり前になってしまいました。 1990年の理系の就職したい企業ランキングでは

1. ソニー
2. 日本電気
3. 日本電信電話
4. 東芝
5. 松下電器産業
6. 日立製作所
7. 日本アイ・ビー・エム
8. 富士通
9. 三菱電機
10. 東海旅客鉄道

元資料はこちら

会社によりそれぞれですが、このうちの何社かではリストラを行ったり、場合によっては会社自体が不祥事でえらいことになっていたり。1990年頃だと、これらの企業に就職できた人は「勝ち組」だったのですが、正に一寸先は闇ですね。

リストラされないまでも、昔のように「会社にいるだけでそこそこのポジション」という幻想も、正直現代では難しくなってしまっています。多くの人が管理職には付けないでしょうし、「年功序列」という考え方自体が崩壊しかかっていますから、後輩に追い抜かれるなんてことは「あたり前」になってしまっています。

書いているだけで悲しくなりますが、これが現実なのです。

さて、こんな時代の中、どうやって生き抜いていったらよいか? そんなことを考えていきたいと思います。